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February 21, 2006

Dr. Wood's Lecture

drwood
 Dr. B. J. Wood は,結晶内部交換平衡による地質温度計の熱力学的なモデルを,世界に先駆けて構築した研究者である.東工大で2日間公開レクチャーをするというので参加してきた.一般の参加者が少なく,おじさんは浮いてしまった.
 地質温度計のモデルは,Wood and Banno (1973)として知られ,岩石学研究には必須の知識である.もう30年以上前の仕事なので,75歳くらいの人を予想していたのだが,意外に若いので驚いた.研究暦を聞くと,結晶の元素分配一筋という感じである.
 交換平衡の歴史や初歩から始まって,地球の核形成に至るまでを語って頂いた.このくらい丁寧に説明してもらうと,英語で,しかも門外漢でも内容は追うことができる.地球のコア形成についての最近のイメージに触れることができて勉強になった.ただ,地球深部でHeなどが,輝石やかんらん石結晶内の空孔に入るという話は,ちょっと解せない.合成で結晶の研究をしている人にはストイキオメトリーからのずれは気にならないのかも知れないが,天然の鉱物を分析している人間からみると,本当かどうか疑ってしまう.でも,再現性のある分配係数が測れているのだから,事実なんだろうな~.
 帰りに地球惑星科学科で顕微ラマンの装置を見学させてもらった後,世界のM先生に1.5時間ほどつかまった.少々荷の重い宿題をもらってしまった.

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