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February 21, 2006

Dr. Wood's Lecture

drwood
 Dr. B. J. Wood は,結晶内部交換平衡による地質温度計の熱力学的なモデルを,世界に先駆けて構築した研究者である.東工大で2日間公開レクチャーをするというので参加してきた.一般の参加者が少なく,おじさんは浮いてしまった.
 地質温度計のモデルは,Wood and Banno (1973)として知られ,岩石学研究には必須の知識である.もう30年以上前の仕事なので,75歳くらいの人を予想していたのだが,意外に若いので驚いた.研究暦を聞くと,結晶の元素分配一筋という感じである.
 交換平衡の歴史や初歩から始まって,地球の核形成に至るまでを語って頂いた.このくらい丁寧に説明してもらうと,英語で,しかも門外漢でも内容は追うことができる.地球のコア形成についての最近のイメージに触れることができて勉強になった.ただ,地球深部でHeなどが,輝石やかんらん石結晶内の空孔に入るという話は,ちょっと解せない.合成で結晶の研究をしている人にはストイキオメトリーからのずれは気にならないのかも知れないが,天然の鉱物を分析している人間からみると,本当かどうか疑ってしまう.でも,再現性のある分配係数が測れているのだから,事実なんだろうな~.
 帰りに地球惑星科学科で顕微ラマンの装置を見学させてもらった後,世界のM先生に1.5時間ほどつかまった.少々荷の重い宿題をもらってしまった.

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February 18, 2006

VEIT-NAM写真展

ebisu

 山盛り仕事を昼食抜きで片付けて,VIET-NAM写真展へ.1月から行くつもりだったのだが,2/19(日)の閉幕前になんとか間に合った.
 私たちが子どもの頃,テレビや新聞でベトナム戦争の報道は日常だった.今の子どもがイラクの人名・地名に詳しいのと同じように,私たちも,バック・ホーは勿論,レ・ドク・ト,グエン・バン・チューやら,ハノイ,サイゴン,フエ,ダナンといった,ベトナムの人名・地名に詳しい.
 写真は全て白黒で,白黒テレビでニュースを見ていた私には,逆にリアリティがある.沢田教一石川文洋など有名なカメラマンの写真に混じって,初公開の北ベトナム・カメラマンによる,猿橋のような崖を登るホーチミン・ルートや地下壕の中の作品が目を引いた.
 今のベトナムに,いつか行って見たいと思った.
 

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February 05, 2006

ひじ痛

 Y大先生から,「サンプルを持ってこい」というメール.何かが始まるらしい.
 鉱物分離の準備中だったのはすごい偶然.ユング派だったら,こういうのを共時性というだろう.ただでさえ超多忙だったのだが,なんとかやりくりして4試料をつぶす.気合を入れてハンマーを使ったら,ひじ痛になってしまった.地質屋としては情けない状態.
 来年度の予定が入りつつあるが,5月末は学会を3つ梯子になりそう.自分で首をしめているのは明らかだが,どうしよう.いろいろ同時平行で勃発するので,これも共時性?

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