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October 22, 2011

酸性雨問題研究会

久しぶりに酸性雨問題研究会
http://www.applc.keio.ac.jp/~tanaka/lab/hp20.html
に参加してきた.

今回は,福島原発関係で,放射性物質の環境影響について.

・広域の汚染地図は,チェルノブイリでは3年かかっているので,半年程度で公開できているのは関係者の努力による.
・シミュレーションからは,現在の放射性物質の分布は,3/15-16 と3/20-21の2回の放出イベントのプリュームの流路と降水の状況で説明できる.
・シミュレーションからは,陸地に降った量は,総放出量の28%程度らしい.
・基本的に核燃料そのもの(ウラン・プルトニウムなど)の飛散は,水素爆発の際に固体として飛んだもの以外はないだろう.
・ストロンチウムなどベータ線計測が必要なものは,測定自体が難しいので,存在の確認も含めてよく吟味する必要がある.
・放射性セシウムは難溶性物質として放出されているはずであるが,途中で錯体などに変質して水溶性になっているようだ.基本エアロゾルになっている.土壌には粘土鉱物に吸着,植物体には有機系化合物となって沈着する.樹木に沈着すると移動しない.
・放射性ヨウ素は,80% くらいが気体として放出.現在は崩壊して見えなくなっている.
・放射性物質の量については,インベントリー(Bq/m^2)で評価すべきで,雨どい下などの細粒物質が集まる局所的な高線量とは区別すべきだ.
・今後,東北地方では降雪や融雪によって,放射性物質の移動が起こるので,これの監視が必要.
・森林部の除染は,居住地や農耕地などの周辺などから優先順位を決めてやる必要があるのではないか.杉林などでは,樹木に沈着している今のうちに切り倒して移動してしまうのがよいかも知れない.土壌については,表面を剥いで除くのが有効.

福島原発事故の放射性物質の拡散については,ブログやホームページに憶測を書くいい加減な科学者も


いるが,発表者の方たちの話は,自分たちの調査によるデータに基づくもので,信頼できる.対策に関しても,生態系に対する影響なども考慮して,具体的なものだった.

写真は,会場から帰る道すがらの白楽のレトロな商店街.
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October 20, 2011

ようばけ

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恒例の小学校化石採集会で小鹿野町のようばけへ.
秩父ジオパークに関係して,説明用の看板などが整備されている.
台風のせいか,河原の転石も豊富で,いつもより化石はとれたのではないか.

帰りは,ついでに高砂橋下流の三波川変成岩の露頭へ寄る.確かにユニット境界らしい特徴がある.西浦銅坑跡はよく分からなかったので次回の宿題.

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October 08, 2011

三波川

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岡山のI先生が,三波川巡検をされるというので,案内のための下見.
写真は源流近くの不動尊の沢の連続露頭.気のせいか,この辺は特に緑が濃く,写真をとると岩石が美しく写るように思う.
この少し上流が茨城大の人たちが,変成度のギャップのある境界があることを指摘しているところ,露頭状況が変わっているが,記載と同じところが見つかった.構造関係の人に調べて欲しいところ.

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