« January 2012 | Main | March 2012 »

February 26, 2012

MISASA IV

120226

MISASA IVというシンポジウムに招待していただいたので,学年末でドタバタの中,なんとか倉吉までたどり着く.アウトリーチ系のポスター発表を頼まれて,かぐや生データを使うなど大学未満での内容としては海外も含めて類例がないのだが,研究者の関心はどうしても研究なので,いまいちな感触.英語は,通勤時にNPR Science Newsのポッドキャストを聞いている効果があるのか,だいたい聞き取れた.

写真は,同時に開催されていた鳥取スペースサイエンスワールドというイベント.目玉は,SEMでイトカワ粒子のその場観察をさせてくれるというもの.Tさんが担当で,残念ながらほとんど話しができなかった.ポスターを出していたI先生やOさんとは研究の打ち合わせができ,こちらはラッキーだった.

シンポの話題の中心は,はやぶさカプセルに入っていたダストの分析.隕石と違って母天体が分かっていることが貴重なサンプルといえるが,分析的には普通コンドライトで,これで隕石研究が飛躍的に進むということにはならなそうである.粒子断面では宇宙風化が観察されるが,これが意外と薄いのには驚いた.厳密に比較したわけではないが,マイクロ・クレーターの密度も,月表面物質などと比べて少ないように思った.前に高校生と実験して,イトカワ地形を作るには,断続的に振動を与えて粒子を流動させ,分級をおこすというメカニズムを検討したが,もし,これがイトカワ表面の粒子とすると,流動が活発で,表面が常に入れ替わっているというようなことを考えないといけないかもしれない.こんど出るという文献で,記述があるかどうか見てみよう.サイエンスかネイチャーに載せるのかと思っていたが,なぜPNAS?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 12, 2012

石子順造的世界

 発表準備などを午前中に片付けて,午後は府中市美術館で開かれている「石子順造的世界」に寄ってみた.つげ義春氏の原画の展示が一つの目玉.下宿の二階で見た夢をベースに絵にしたら芸術的な漫画にされてしまった,という作家本人の弁を読んだことがある.出版社の管理が悪かったらしく,原画の保存状態はあまりよろしくない.
 赤瀬川さんのもそうだが,石子氏の評論はユニークで面白い考え方なのだろうというのは理解できるのだが,無意識の部分で何か共感できないものがあって落ち着かない.最後のところは,みんなが写真をバシャバシャとっていて,学芸員の人も何も言わないので,便乗して展示を撮ってきた.エントランスホールは,横尾忠則氏が公開製作中でごったがえしていた.いつもの美術館とは違った空気の空間を作るのが主催者のねらい?


120212a


120212b


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2012 | Main | March 2012 »