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May 05, 2016

Picking

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長瀞のキースラガー鉱床の記載のため,周辺の緑色片岩の全岩化学組成を測定することになった.

新鮮で均質な火成岩なら,小割にして縮分すれば分析試料ができるが,不均質で,後生の鉱物脈などが入り込んでいる変成岩ではそうはいかない.

岩石を粉砕するミルに入れるサイズにしてから,風化部分や鉱物脈が入っているものを取り除いて,原岩の化学組成を反映する試料を復元する作業をしなくてはいけない.これがなかなか難しい作業になる.

そもそも変成した緑色岩などの全岩化学組成を求めても意味がない,と思われていた時代もあった.成蹊高校の内田先生は,そうした中で,いち早く緑色岩の全岩化学組成を系統的に測定した.今では,先カンブリア紀の岩石であっても,全岩化学組成から成因を論じることが普通になっているが,先駆的な研究には苦労が多かったことと思われる.


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