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August 08, 2017

滋賀県日野町

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滋賀県日野町には,地質鉱物関係の天然記念物が3箇所もあります.いずれも第二次世界大戦中の1942年~1944年の間に指定されていて,この地域の岩石鉱物を調べて重要性を主張した学者がいたものと思われます.

ひの一つが別所の高師小僧です.高師小僧は,沼地などの水辺の葦などの茎の周りに,褐鉄鉱が析出して固まりを作るものです.古代には製鉄原料であったとする説もあります.天然記念物に指定された場所は,現在は水田になっていて,高師小僧自体は近くの公民館に保管されているとのことです.別所の踏み切りをわたってすぐ右折して,田んぼの畦道を進むと天然記念物の石碑が残っています.






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鎌掛(かいがけ)の屏風岩は,正法寺というお寺の北側の小さい沢沿いにあります.京都東山の地質天然記念物も正法寺境内でしたが,宗派が違うので偶然のようです.丹波帯のチャートと珪質泥岩が数cm単位で互い違いに重なった硬い地層でできていて,地層面が平らに残りやすいので,屏風のように見えたのでしょう.層状の模様が珍重されて,江戸時代に石材として切り出されていたという説明分がついています.
















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鈴鹿連峰の綿向山(1110m)は古くから山岳信仰の対象の山で,その南西麓の「接触変質地帯」が天然記念物に指定されています.「接触変質地帯」は現在の用語では,接触変成岩もしくはスカルン帯と呼ばれていて,花こう岩が貫入してきた際に放出された熱水が堆積岩と反応して,ざくろ石やベスブ石などの特徴的な組み合わせに変化したものです.スカルンとはスウェーデンの鉱夫の言葉で「かっちんかっちんだ」という意味だそうです.訪問したのが台風通過の翌日だったので,残念ながら登山道が閉じられていて,直接観察することができませんでした.


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