November 19, 2017

夭折の銅版画家-清原啓子-創作の秘密

171119_1

 表記の対談を聴講.直接,本人を知る渡辺達正氏の証言が貴重だった.

 清原さんの学部生時代の習作に「リチャード・ダッドに」(1978)という作品があり,対談者の一人の河村錠一郎氏は,その後の作品にもダッドの影響が感じられるという.当時,日本でも知る人が少なかった19世紀のイギリス画家をどのようにして知ったのだろう,というのが疑問というお話だった.

 私の推理を1つ書いておこう.日本で,当時の若い人がリチャード・ダッドを知る機会の1つは,ロックバンドのクィーンだろう.1974年のセカンドアルバム「クィーンⅡ」にダッドの代表作の The Fairy Feller's Master-Stroke をモチーフにした曲があり,ビデオでもダッドの作品が使われている.清原さんは1955年生まれなので,アルバム発売時はちょうど19歳で,クィーン世代である.クィーンのビデオでダッドを知り,その作品を調べたのではないだろうか?

 高校や大学の同級生がいたら,インタビューしてみたいところである.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 24, 2013

明治のこころ

130924

今週末は文化祭で,明日からしばらく準備で忙しいため,いろいろと所用を消化しておかなくてはいけない.江東区森下まで行く用事があったので,帰りに江戸博の「明治のこころ」展を見学.エドワード・モースが収集した明治初期の日本の暮らしに関係したコレクション.現在の日本人が使わなくなった道具も多い.携帯できる算盤,猪口,将棋などが面白い.SONYのウォークマンの発想のルーツはこの辺だろうか.


| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 25, 2013

ルドン展

130525

夕方から,OBOG会ということで,集合時刻までの間に新宿で開催中のルドン展を覗きに行く.ルドンに「自然科学の影響」という説明に興味を持ったのだが,展示を見る限り,いまいちはっきりせず.ジュール・ヴェルヌなどと同時代というのはそうなのだが,進化論の影響という説明はどうなんだろうか? ドイルなどもはまっていた超心理学の影響と見るのは穿ちすぎ?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 20, 2012

特別展・出雲

121020

 東京国立博物館で開催されている特別展・出雲へ.10/20土曜日は,普段より遅く21時まで開館というので,仕事の後でも大丈夫.一緒に開催されている中国王朝の至宝と一緒のチケットで入れるというこなので,両方見学することにした.
 ポスターの写真などではわからないが,中国の青銅器は小ぶりなものが多かった.最新の考古学成果ということもあるのだろうが,保存状態も出光博物館のものの方が良好な感じ.
 出雲展の方は,発掘された木柱と青銅器が中心.もう少し広い場所でも,ゆったり見せてもよかったのでは,と思われる.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 14, 2012

松本竣介展講演会

1207148

松本竣介展関連で,講演会があったので聴講.絵画史の中での位置づけについてのレクチャーが中心.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 10, 2012

ベルリン美術館展

120710

夕方の講義の前に,上野のベルリン美術館展による.平日,昼で暑かったから,空いていることを期待したが,団体ツアーなども入っていて混雑していた.どうやらフェルメール関係を梯子するツアーというのが組まれているらしい.見たかったのはデューラー.晩年のもので,写実を追及している作品.服の表現などは,「デューラーのウサギ」と共通点がある.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 12, 2012

松本竣介展

120612a_2

 6月初めから3週間の連勤中だが,6月後半は時間がとれそうにないので,葉山まで往復した.生誕100年記念ということだが,この画家のものとしては過去最大級の展覧会と思われる.目録も,スケッチブックや手紙まだ含めた総合的なものになっている.この後,世田谷美術館や墓所のある鳥取などを巡回する予定とのこと.

120612b

あいにくの雨だったが,その分,人が少なく,最後の部屋は一人で貸切状態だった.2枚目の画像は,近くの名島にある鳥居.地質屋としては,なぜ,ここだけ波の侵食に強いのか気になるところ.いつか調べに来ることができるだろうか?


| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 12, 2012

石子順造的世界

 発表準備などを午前中に片付けて,午後は府中市美術館で開かれている「石子順造的世界」に寄ってみた.つげ義春氏の原画の展示が一つの目玉.下宿の二階で見た夢をベースに絵にしたら芸術的な漫画にされてしまった,という作家本人の弁を読んだことがある.出版社の管理が悪かったらしく,原画の保存状態はあまりよろしくない.
 赤瀬川さんのもそうだが,石子氏の評論はユニークで面白い考え方なのだろうというのは理解できるのだが,無意識の部分で何か共感できないものがあって落ち着かない.最後のところは,みんなが写真をバシャバシャとっていて,学芸員の人も何も言わないので,便乗して展示を撮ってきた.エントランスホールは,横尾忠則氏が公開製作中でごったがえしていた.いつもの美術館とは違った空気の空間を作るのが主催者のねらい?


120212a


120212b


| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 06, 2012

東京都写真美術館

120106_4


東京都写真美術館で開かれている展示を2つ見に行った.本当は,7日土曜日と8日日曜日はイベントがあるので,そちらに行きたかったのだが,仕事が入りそうな感じだったので,やむなく一日前に参観.今回は,恵比寿よりの入り口ではなく反対側から行ってみた.こちらの方が正面らしい.

1つめは3階展示室のストリートライフ.19世紀から20世紀にかけてのヨーロッパの街中を撮った写真が並んでいる.学校関係のものを期待したが,残念ながらなかった.明治時代のヨーロッパは,「列強」のイメージだが,英仏独とも庶民の暮らしは豊かではない.資本主義下の格差社会はこの頃からすでに問題なのだ.

2つめは,見えない世界のみつめ方.こちらの目的は,大阪市科学館や京都産業大学が持っているコペルニクス,ガリレオ,ケプラーといった天文書の実物が一通り見られる.加えて,オーサグラフ,スーパーアイや小阪淳さんの映像作品が見もの.特に,オーサグラフによるプレート移動の動画が収穫だった.言葉でクドクド説明するより,視覚的な表現の方がずっと説得力がある.教育用としても,どれも興味深い作品.

ただし,「みつめ方」の集録は,レーザープリンタの出力を簡易製本したものらしく,これを1800円で売るのはどうかと思う残念な出来・・・.

両方とも今月中の開催.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 18, 2011

池袋モンパルナス展

111218a
 11月28日から連勤だったが,ようやくいろいろと目途がついた.J出版のFさんに頼まれていたDVD原稿もようやく見る時間がとれそうだ.
 ちょっと息抜きに,板橋区立美術館で開催されている池袋モンパルナス展へ.まだ,田畑がある池袋の風景の中で,昭和10年代に小さなアトリエ村ができていた.俳優の寺田 農氏が,アトリエ村の中心人物の一人だった画家の寺田政明氏のご子息であることは,この展示会で初めて知った.
 目的の一つは,板橋区立美術館に収蔵されている松本竣介の「りんご」を見るため.モデルは,以前,講演を伺った松本 莞氏であろう.画家が戦時下に備蓄していたと聞いた赤茶の絵の具が使われ,落ち着いた色調の作品になっている.それにしても板橋区立美術館はたどりつくのが大変だった,と思ったら,美術館ののぼりに謝られてしまった.
 少し遅い昼食は,巣鴨駅の福福まんじゅうのセット.

111218b


| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧